
「子どもの歯並びが気になるけど、どんな矯正方法を選べばいいの?」
そう悩まれている保護者の方は、とても多いです。矯正治療と聞くと、金属のワイヤーとブラケットをイメージする方がほとんどではないでしょうか。でも近年、「マイオブレース」という全く新しいアプローチの小児矯正が注目を集めています。
当院・たなべ歯科クリニックでは、毎月100名以上のお子さまがマイオブレースのトレーニングに取り組んでいます。実際に多くのお子さまの成長を見守ってきた経験から、マイオブレースとブラケット矯正それぞれの特徴を、できるだけわかりやすくお伝えしたいと思います。
どちらの治療が合っているかを判断するための情報を、しっかりとお届けします。
はじめての矯正相談は、お口の状態を確認するだけでも歓迎しています
- お子さまの歯並びや噛み合わせが気になっている
- マイオブレースとワイヤー矯正、どちらを選べばよいか迷っている
- 装置の種類が多くて、何から確認すればよいか分からない
たなべ歯科クリニックに相談する|松山市南吉田町
お電話でのご相談:089-974-8111
マイオブレースとは何か?従来の矯正との根本的な違い
まず、大前提をお伝えします。
マイオブレースとブラケット矯正は、「歯並びを治すアプローチ」が根本から異なります。ブラケット矯正が「歯を力で動かす」治療であるのに対し、マイオブレースは「歯並びが悪くなった原因そのものに働きかける」治療です。この違いを理解することが、選択の第一歩になります。
マイオブレースが目指すもの
マイオブレースは、オーストラリアのDr.Chris Farrellによって開発された機能的矯正装置です。現在は世界100ヶ国以上で使用されています。
単に歯を並べるのではありません。呼吸・舌の位置・飲み込み方・姿勢といった、歯並びを悪化させている根本的な「口腔習癖」を改善することが目的です。口呼吸や舌の悪い癖、指しゃぶりなどの習慣が、上顎前突(出っ歯)・開咬・叢生といった歯列不正を引き起こすと考えられています。
ブラケット矯正の仕組み

ブラケット矯正は、歯の表面に「ブラケット」と呼ばれる小さな装置を接着し、ワイヤーを通して歯に力をかけて動かす治療法です。
永久歯が生え揃った後に行うことが多く、歯の位置を直接コントロールできるため、複雑な歯並びにも対応できます。一方で、装置が目立つこと、食事や歯磨きに気を使う必要があること、ワイヤー調整時に痛みが出やすいことなどが、患者さんからよく聞かれる点です。
適応年齢と治療開始のタイミングを比較する
治療を始める時期は、結果を大きく左右します。
マイオブレースの適応年齢は5歳から8歳が最も効果的とされています。この時期は「乳歯列期・混合歯列期」と呼ばれ、顎がまだ発達途中にあります。顎の成長を利用して、歯がきれいに並ぶための十分なスペースを自然に確保できるのが、この時期ならではの大きなメリットです。
早期治療が持つ8つのメリット
5歳から治療を始めることで、以下のような効果が期待できます。
- 歯を抜かずに治せるケースが多い
- ブラケットを使わない治療が可能
- 痛みを感じることがほとんどない
- 矯正後の後戻りが少ない
- むし歯や歯周病のリスクを抑えられる
- 見た目を気にせず治療ができる
- 健康にも良い影響がある
- 他の矯正治療に比べて費用を抑えられる
顎が発達途中のこの時期だからこそ、習慣付けがしやすく、これらの効果が得られます。鼻呼吸が確立されることで、勉強の集中力向上も期待できるという点も、保護者の方に喜ばれています。
ブラケット矯正の適応時期
ブラケット矯正は一般的に、永久歯が生え揃う12歳前後以降に開始することが多いです。もちろん、ケースによって異なりますが、乳歯が残っている時期には適用が難しい場合があります。歯並びの問題が顕著になってから治療を始めるため、治療期間が長くなる傾向があります。
一方、マイオブレースは早期に原因へアプローチするため、将来的にブラケット矯正が不要になるケースも少なくありません。
治療方法・装置の使い方を詳しく比較する

日常生活への影響は、治療を選ぶ上で大切なポイントです。
マイオブレースの治療の流れ
マイオブレースの治療は、大きく4つのステップで進みます。
- 習癖の改善…口呼吸・舌の位置・飲み込み方などの悪い癖を正す
- 歯列の拡大…顎の発達を促し、歯が並ぶスペースを確保する
- 歯の配列…永久歯が正しい位置に自然に生えるよう導く
- 保定…治療結果を安定させる
装置の使用方法はシンプルです。日中1〜2時間と就寝中に装着するだけ。学校に行っている間は装着する必要がありません。月に1回、院内でトレーニングを行い、ご家庭では保護者の方と一緒に毎日10分間の練習を行います。
「毎日続けるのが大変そう…」と感じる方もいるかもしれません。でも、当院のエデュケーター(専門スタッフ)がしっかりサポートしますので、ご安心ください。
ブラケット矯正の治療の流れ
ブラケット矯正は、装置を歯に固定するため、24時間装着し続けます。月に1回程度の通院でワイヤーを調整し、少しずつ歯を動かしていきます。装置が固定式のため、食事の際に食べ物が詰まりやすく、歯磨きにも工夫が必要です。ワイヤー調整後の1〜3日は痛みが出ることが多いという点も、患者さんからよく聞かれます。
どちらの矯正がお子さまに合うか、相談だけでもOKです。まずはお気軽にご連絡ください。
痛み・見た目・生活への影響を比較する

お子さまの負担を最小限にしたい、というのは親御さん共通の思いです。
痛みについて
マイオブレースは、機械的に歯を動かすわけではないため、痛みが出ることがほとんどありません。ブラケット矯正では、ワイヤー調整後の最初の1〜3日は痛みが出ることが多く、食事がしにくくなることもあります。痛みへの不安が大きいお子さまには、マイオブレースの方が取り組みやすいと言えます。
見た目について
マイオブレースは取り外し式の装置で、学校では装着しません。友達に気づかれる心配がほとんどなく、見た目を気にせず治療を続けられます。ブラケット矯正は装置が常に見えるため、特に思春期のお子さまには心理的な負担になることがあります。
後戻りのリスクについて
ブラケット矯正で歯を動かしても、原因となっている口腔習癖が改善されていなければ、治療後に後戻りするリスクがあります。マイオブレースは根本原因を改善するため、後戻りが少ないという特徴があります。ただし、お子さまと保護者の方の協力が不可欠です。自宅でのトレーニングを継続しないと効果が出にくい点は、事前にご理解いただく必要があります。
費用・治療期間を比較する
費用は、多くの保護者の方が気になるポイントです。
たなべ歯科クリニックのマイオブレース費用
当院のマイオブレース治療の費用は以下の通りです。
- 精密検査:3,000円(税込)
- 基本治療費:300,000円(税込)
- 調整費:0円
- 治療中に使用する装置2〜5個については追加費用なし
すべて自費治療となりますが、治療費が高額だから治療をあきらめるということがないよう、リーズナブルな価格設定にしています。また、無料矯正相談も実施していますので、まずはお気軽にご相談ください。
治療期間について
マイオブレースの治療期間は、個人差がありますが通常6ヶ月〜2年程度です。早いお子さまで2週間ほどで歯並びが改善することもあります。がんばってトレーニングを続けていれば、2年ほどでしっかり結果が出ます。
実際に当院で治療を受けた8歳9ヶ月の女の子は、前歯のガタガタを主訴として5ヶ月間の治療で改善しています。また、8歳6ヶ月の男の子は、お口ポカンを主訴として7ヶ月間の治療で改善しています(いずれも治療継続中)。
ブラケット矯正の治療期間は一般的に1〜3年程度が多く、装置を外した後も保定装置の装着が必要な期間が続きます。
たなべ歯科クリニックのマイオブレース治療の特徴

当院では、マイオブレース治療に特化した環境を整えています。
専用アクティビティルームとエデュケーターの存在
院内に専用の「アクティビティルーム」を完備しています。小児矯正スタッフと楽しく遊びながらトレーニングできるスペースです。また、マイオブレースによる小児矯正セミナーをマスターした「エデュケーター」と呼ばれる専門スタッフが在籍しており、さまざまな疑問や不安にお応えします。
「毎日アクティビティのトレーニングを続けるのは大変なことです。最後までやり遂げてきれいな歯並びをゲットできるようサポートします」とエデュケーターの山内は話しています。
院長が直接施術に携わる体制
院長自らが施術に携わることで、毎日対応が可能です。一貫性のある質の高い治療を提供します。きめ細やかな観察と専門的な視点から、お子さまの成長に合わせた最適な治療を日々実施しています。
私のモットーは「よく診て、よく聴いて、よく説明する」です。治療方針はお子さまと保護者の方と一緒に決めますので、こちらから押しつけることは一切しません。
当院が目指す治療の5つの目標
- 鼻で呼吸できるようになる
- 美しい歯並びを実現する
- 舌の位置が正しく整う
- 顔の骨格が正常に発達する
- 上下の唇がしっかり閉じられる
歯並びの改善はもちろん、姿勢や舌の位置が正しくなり、飲み込む機能の向上や鼻呼吸の確立、いびきの軽減も期待できます。お子さまの全身の健康につながる治療です。
マイオブレースとブラケット矯正、どちらを選ぶべきか?
結論から言うと、お子さまの年齢と状態によって最適な選択は異なります。
5歳〜8歳のお子さまで、口呼吸・指しゃぶり・お口ポカンなどの口腔習癖が見られる場合は、マイオブレースが特に有効です。顎の成長を利用して根本から改善できるこの時期に、早めにアプローチすることをおすすめします。
一方、永久歯が生え揃った後に歯並びの問題が残っている場合は、ブラケット矯正が適している場合もあります。マイオブレースで習癖を改善した上で、必要に応じてブラケット矯正を組み合わせるケースもあります。
どちらが合っているかは、お子さまの状態を実際に診察した上でないと判断できません。まずは無料矯正相談にお越しください。お子さまの成長を一緒に考えましょう。
※マイオブレースは完成物薬機法対象外の歯科矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。また、マイオブレース治療は口の悪習癖を取り除き顎の正常発育・成長を目標とする治療のため、必ずしもきれいな歯並びになるとは限りません。詳細は診察時にご確認ください。
まとめ
マイオブレースとブラケット矯正の違いを整理すると、以下のようになります。
- マイオブレース…歯並びが悪くなった根本原因(口腔習癖)に働きかける予防矯正。5〜8歳が適応年齢。痛みが少なく、目立たない。後戻りが少ない。
- ブラケット矯正…歯に直接力をかけて動かす従来の矯正。永久歯が生え揃った後に行うことが多い。複雑な歯並びにも対応できる。
お子さまの歯並びが気になり始めたら、できるだけ早めにご相談いただくことをおすすめします。顎の成長が盛んな幼少期だからこそ、できる治療があります。
どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。
▼ たなべ歯科クリニックの小児矯正について、詳しくはこちらをご覧ください。
矯正の種類で迷ったら、まずお口の状態を確認するところからはじめましょう。お子さまに合った治療法をご一緒に考えます。
初診では問診・口腔内の確認・治療のご説明を行います。所要時間の目安は約45〜60分です。
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この記事の監修者

たなべ歯科クリニック院長 田邊泰宏
経歴
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1990年
国立徳島大学歯学部卒業、大阪名越歯科(高槻)勤務
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1994年
大阪名越歯科(梅田センタービル)チーフドクター
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1998年
たなべ歯科クリニック開院
愛媛県松山市にて、予防歯科からインプラント等の高度な自由診療まで幅広く対応。丁寧なカウンセリングを信条とし、地域の皆様が一生自分の歯で歩める健康づくりを支えている。




