永久歯の生え変わり順番と時期|遅れや異常に気づくためのポイント

「そろそろ乳歯が抜けるはずなのに、まだグラグラしない…」「乳歯が抜けていないのに、横から永久歯が生えてきた!」そんなお子さまの歯の生え変わりに不安を感じたことはありませんか?

永久歯への生え変わりは、お子さまの成長の大切な節目です。生え変わりの順番や時期をあらかじめ知っておくことで、異変に気づきやすくなり、適切なタイミングで歯科医院に相談することができます。

  • ✅ 永久歯が生えてくる順番と大まかな時期がわかる
  • ✅ 生え変わりが「遅い・早い・おかしい」と感じたときの目安がわかる
  • ✅ 生え変わり時期に親がやってあげられるケアのポイントがわかる

「うちの子の歯、これで大丈夫?」生え変わりへの不安あるある

お子さまの乳歯がグラグラし始めると、「いつ抜けるの?」「順番はこれでいいの?」と心配になる保護者の方はとても多くいらっしゃいます。実際、生え変わりに関するご相談は小児歯科の中でも非常に多いテーマのひとつです。

「友達の子はもう生え変わっているのに、うちの子はまだ乳歯のまま」「乳歯が抜けていないのに、その後ろから白いものが顔を出している」といった声をよく耳にします。こうした状況は、子育て中の保護者にとって見慣れないだけに、どこか不安を感じさせるものです。

でも、少し安心してください。生え変わりには個人差があります。多少の「早い・遅い」は珍しいことではありません。大切なのは、正しい生え変わりの流れを知った上で、気になるサインを見逃さないことです。

まずは生え変わりの基本的な仕組みと順番を一緒に確認していきましょう。

永久歯への生え変わり、そのしくみと順番の基礎知識

そもそも乳歯と永久歯の違いは?

人間の歯は一生のうちに2回生えます。最初に生えるのが乳歯(にゅうし)、そして乳歯と入れ替わる形で生えてくるのが永久歯(えいきゅうし)です。乳歯は全部で20本、永久歯は親知らずを含めると最大32本(親知らずを除くと28本)あります。

乳歯は生後6〜8か月ごろから生え始め、2〜3歳までにほぼ20本がそろいます。その後、6歳前後から乳歯が永久歯へと生え変わるプロセスが始まり、12〜13歳ごろまでかけてゆっくりと入れ替わっていきます(個人差があります)。

永久歯が生えてくるしくみ

乳歯の根の下には、永久歯のもとになる「歯胚(しはい)」がすでに存在しています。永久歯が成長してくると、乳歯の根を溶かしながら押し上げていきます。根が溶けることで乳歯はグラグラし始め、最終的に自然に抜け落ちます。

このとき、永久歯が乳歯を押し上げる力が弱い場合や、乳歯の根がなかなか溶けない場合には、生え変わりが遅れたり、永久歯が乳歯の横や後ろから生えてしまうケースがあります。こうしたケースは歯並びに影響することがあるため、早めの歯科受診が勧められます。

生え変わりの順番の目安(上下・左右)

生え変わりの順番には個人差がありますが、一般的な目安として以下のような流れが知られています。

Point 01 生え変わりのスタート(6〜7歳ごろ)
最初に生え変わるのは「下の前歯」と「6歳臼歯」

生え変わりの始まりは、下の前歯(下顎中切歯)が最初に乳歯と入れ替わるケースが多いとされています。同じ時期に、乳歯の奥に第一大臼歯(6歳臼歯)が新たに生えてきます。6歳臼歯は乳歯と交代するわけではなく、奥に初めて生えてくる永久歯であるため、生え変わりに気づきにくいことも。磨き残しが起きやすい歯でもあるため注意が必要です(個人差があります)。

Point 02 前歯・側切歯の生え変わり(7〜9歳ごろ)
上の前歯と側切歯が順に入れ替わる時期

次に上の前歯(上顎中切歯)が生え変わり、続いて上下の側切歯(前歯の隣の歯)が入れ替わっていきます。この時期は前歯が大きく目立つため、歯並びの変化を保護者が気にしやすい時期でもあります。永久歯は乳歯より大きいため、生えたてのころは少し「出っ歯」や「すきっ歯」に見えることがありますが、多くの場合は顎の成長とともに落ち着いてきます(個人差があります)。

Point 03 奥歯・犬歯の生え変わり(9〜13歳ごろ)
犬歯・小臼歯・第二大臼歯が続いて生える

その後、犬歯(糸切り歯)第一小臼歯・第二小臼歯、そして第二大臼歯(12歳臼歯)が順に生え変わります。12歳臼歯は6歳臼歯の奥にさらに生えてくる永久歯です。この時期は乳歯と永久歯が混在する「混合歯列期」の終盤にあたり、歯並びや噛み合わせのチェックが特に重要です(個人差があります)。

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「早い・遅い・おかしい」生え変わりのサイン別対処法

生え変わりが「遅い」と感じたとき

同年代のお子さまに比べて、乳歯がなかなか抜けない・グラグラしないといった場合、まず確認したいのは永久歯がきちんと存在しているかどうかです。まれに永久歯が先天的に欠如しているケース(先天性欠如歯)があり、この場合は乳歯がいつまでも抜けないことがあります。

レントゲン撮影で確認できますので、7〜8歳を過ぎても生え変わりの兆候が見られない場合は、一度歯科医院に相談されることをお勧めします。早めに把握しておくことで、その後の治療方針(矯正や補綴など)を余裕を持って検討できます。

永久歯が乳歯の横・後ろから生えてきたとき

乳歯がまだ抜けていないのに、隣や後ろから永久歯が顔を出している状態は「二重歯列」とも呼ばれ、特に下の前歯によく見られます。乳歯の根がうまく溶けず、永久歯が正しい位置に誘導されなかった状態です。

この状態を放置すると歯並びに影響することがあります。乳歯が自然に抜ける場合もありますが、なかなか抜けない場合は歯科医院で乳歯を抜歯することで、永久歯が正しい位置に動くことが期待できます。気になったら早めにご相談ください。

早めに歯科相談するメリット

  • 永久歯の位置を正しく誘導しやすい
  • 矯正が必要な場合も早期対応で負担が少ない
  • 噛み合わせの問題を早期に把握できる
  • 定期的な経過観察で安心感が得られる

放置した場合に起こりうること

  • 歯並びが乱れ、矯正が複雑になる可能性がある
  • 磨き残しが増えてむし歯リスクが高まる
  • 噛み合わせのバランスが取りにくくなる
  • 適切な治療開始時期を逃す場合がある

生え変わり時期に気をつけたい「よくある誤解」

「乳歯はどうせ抜けるから虫歯になっても大丈夫」というのはよくある誤解です。乳歯の虫歯を放置すると、歯根部の炎症が永久歯の歯胚にダメージを与えたり、乳歯が早期に抜けることで永久歯のスペースが失われ、歯並びに影響することがあります。乳歯の時期からしっかりケアすることが、健全な永久歯への生え変わりに大切です。

⚠ こんなサインは歯科医院へ早めにご相談を

  • 7〜8歳を過ぎても前歯が生え変わらない
  • 乳歯が抜けていないのに永久歯が重なって生えてきた
  • 永久歯が生えてきたが著しく歯並びが乱れている
  • 歯茎が腫れている・出血が長引いている
  • 左右の生え変わりが大幅にずれている

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生え変わり時期の正しいホームケアと歯科でできること

グラグラした乳歯、抜いていいの?

乳歯がグラグラし始めると、お子さまが自分で触ったり、保護者が手で揺らして抜こうとするケースがあります。乳歯が十分にグラグラしている場合は、清潔な手やティッシュで軽く揺らして自然に取れることを待つのが基本です。無理に引っ張ると歯茎を傷つけることがあるため、抵抗を感じたら無理に抜かないようにしましょう。

なかなか抜けない場合や、痛みや腫れを伴う場合は歯科医院に相談することをお勧めします。歯科医院では、局所麻酔を使って痛みを最小限に抑えながら処置することができます。

生え変わり時期の歯磨きのポイント

生え変わりの時期は、乳歯と永久歯が混在する「混合歯列期」です。生えたての永久歯はまだ歯の表面(エナメル質)が十分に成熟しておらず、むし歯になりやすい状態です。また、歯の高さが不均一なため、ブラッシングが難しくなります。

この時期は特に丁寧な仕上げ磨きが大切です。お子さまが自分で磨いた後、保護者が仕上げ磨きを行う習慣を続けましょう。生えてきたばかりの6歳臼歯は特に奥で磨きにくいため、意識的に磨いてあげることが大切です。フッ素配合の歯磨き粉の活用も、歯の質を強化する上で役立ちます。

定期的な歯科検診が生え変わりの安心につながる

歯科医院では、レントゲン撮影によって歯の中に隠れた永久歯の状態を確認することができます。永久歯の本数・位置・向きなどを定期的にチェックすることで、「先天性欠如歯」「埋伏歯(歯が埋まったまま出てこない状態)」「過剰歯(歯が余分に存在する状態)」なども早期に発見しやすくなります。

3〜6か月に1度の定期検診を習慣にすることで、生え変わりの経過を継続的に見守ることができます。何かあればすぐに相談できる「かかりつけ歯科医」を持つことが、お子さまの歯の健康を長く守る上でとても重要です。

たなべ歯科クリニックが小児・子育て世代に選ばれる理由

愛媛県松山市南吉田町にあるたなべ歯科クリニックは、赤ちゃんからシニアまで地域のご家族みなさまに安心して通っていただけるよう、さまざまな環境を整えています。お子さまの生え変わりに関するご相談も、どうぞお気軽にどうぞ。

  • 無料託児サービス(専任保育士常駐)|治療中も小さなお子さまを安心してお預けいただけます
  • キッズクラブ|定期検診・歯磨き指導でお子さまの歯の健康を継続サポート
  • 女性医師在籍・半個室診療室|緊張しやすいお子さまや女性の患者さまも安心できる環境
  • 駐車場20台完備・バリアフリー対応|ベビーカーや車いすでもスムーズにご来院いただけます
  • 24時間WEB予約・完全予約制|お子さまを連れてのお出かけにあわせた予約が可能

⚕ 院長 田邉康宏より

私のモットーは「よく診て、よく聴いて、よく説明(はな)す」です。永久歯への生え変わりは、お子さまの将来の歯並びや噛み合わせを左右する大切な時期です。「これって普通?」と感じた小さな疑問も、どうか遠慮せずにお聞かせください。治療方針は患者さまやご家族と一緒に決めていきますので、押しつけることは一切しません。「来たかいがある」とお感じいただける診療をご提供できるよう、スタッフ一同心よりお待ちしております。松山市南吉田町の地域の皆さまにとって、気軽に相談できる「かかりつけ歯科」でありたいと思っています。

よくある質問(生え変わりについて)

Q. 乳歯が抜けた後、永久歯が生えてくるまでどのくらいかかりますか?
A. 一般的に乳歯が抜けてから1〜3か月程度で永久歯が生えてくることが多いとされています。ただし個人差があり、数か月かかるケースもあります。3〜4か月経っても生えてくる兆候がない場合は、一度歯科医院でご相談されることをお勧めします。レントゲンで状態を確認することができます。
Q. 生え変わりの順番が左右でずれているのですが、問題ありますか?
A. 左右で数か月程度のずれは、多くの場合それほど問題にはなりません。ただし、片側は生え変わっているのにもう片側が1年以上生え変わらないといった大幅なずれがある場合は、永久歯の異常(埋伏・先天欠如など)が原因のこともあります。気になる場合は歯科医院でレントゲン撮影による確認をお勧めします。
Q. 小児矯正はいつごろから始めるのがよいですか?
A. 小児矯正(Ⅰ期治療)は、乳歯と永久歯が混在する混合歯列期(おおむね6〜12歳ごろ)に顎の骨の成長を利用して行う矯正です。たなべ歯科クリニックではインビザラインファーストによる小児矯正にも対応しています。「歯並びが気になる」「噛み合わせがおかしい」と感じたら、早めにご相談ください。最適な開始時期は個人の成長状況によって異なりますので、一度診察でご確認いただくことをお勧めします。

この記事のまとめ

  • ✅ 永久歯への生え変わりは6歳ごろから始まり、12〜13歳ごろまで続く(個人差があります)
  • ✅ 最初に生え変わるのは下の前歯と6歳臼歯が一般的で、その後前歯・犬歯・小臼歯・奥歯と続く
  • ✅ 乳歯の虫歯を放置すると永久歯の生え変わりや歯並びに影響することがある
  • ✅ 「生え変わりが遅い・二重歯列になっている」場合は早めに歯科医院に相談することが大切
  • ✅ 定期検診で生え変わりの経過を継続的に見守ることで、問題を早期に把握しやすくなる
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