子供の歯が二重に生えてきた!原因と対処法を歯科医師がわかりやすく解説

「気づいたら乳歯の内側から永久歯が顔を出していた…」「このまま放っておいても大丈夫?」そんな不安を感じているパパ・ママは少なくありません。

お子さまの歯が二重に生えてくる状態は医学的には「二重歯列」とも呼ばれ、小学校低学年ごろのお子さまによく見られます。見た目に驚いてしまうかもしれませんが、原因と適切な対処法を知れば落ち着いて行動できます

この記事でわかること

  • ✅ 子供の歯が二重に生えてくる原因とメカニズム
  • ✅ 自然に治るケース・歯科受診が必要なケースの見分け方
  • ✅ たなべ歯科クリニックでできる小児歯科・矯正の対応内容

「歯が二重に生えてきた」よく診察室で聞くお悩みです

愛媛県松山市南吉田町にあるたなべ歯科クリニックには、「子供の歯が二重に生えてきた」「乳歯がまだ残っているのに、内側から大人の歯が出てきた」というご相談をいただくことがよくあります。初めて目にしたときは、多くの保護者の方がびっくりされます。「何か悪い病気なの?」「すぐ抜かないといけないの?」と心配されるお気持ち、とてもよくわかります。

実は、子供の歯が二重に生えてくる現象は珍しくなく、多くのお子さまが経験します。ただし、「様子を見てよいケース」と「早めに歯科を受診した方がよいケース」があるため、正しい知識を持っておくことがとても大切です。

よくある誤解として「乳歯が残っているだけだから、そのうち抜けるでしょ」と長期間放置してしまうケースがあります。場合によっては歯並びや噛み合わせに影響が出ることもありますので、気になったら早めに歯科医師に相談するのが安心です。

こんな状態を見て不安になっていませんか?

特に多いのが、下の前歯(下顎の中切歯・側切歯)のケースです。乳歯がまだグラグラしていないのに、その少し内側(舌側)から白い永久歯が顔を出しているのを見つけて、受診されるお子さまが多くいらっしゃいます。上の前歯でも同様のことが起こることがあります。

「二列になっているのに痛そうじゃないのはなぜ?」と不思議に思う保護者の方も多いですが、お子さまによっては痛みをあまり感じない場合もあります。だからこそ、保護者の方が日頃からお口の中を観察してあげることがとても大切なのです。

受診する目安はいつ頃?

歯が二重に生えていることに気づいたら、1〜2週間を目安に様子を見て、変化がなければ歯科を受診するのがひとつの目安です。乳歯がグラグラしていれば、自然に抜ける可能性もあります。ただし、乳歯がまったく動く気配のない場合や、永久歯が大きくずれた位置に生えてきている場合は、早めに歯科医師に診てもらいましょう。

なぜ子供の歯が二重に生えてくるの?原因と仕組みを解説

歯が二重に生えてくる現象には、いくつかの原因が考えられます。それぞれの原因をわかりやすくご説明します。

Point 01
乳歯の根が溶けずに残ってしまう

通常、永久歯が下から押し上げてくると、乳歯の根(歯根)は少しずつ溶けて短くなり、自然と抜けていきます。しかし、永久歯の生える方向がずれていたり、萌出する力が弱かったりすると、乳歯の根がうまく溶けず、乳歯がそのまま残ってしまいます。その状態で永久歯が別の方向から生えてくると、歯が二列になってしまいます。

Point 02
顎の大きさと歯の大きさのアンバランス

現代の子どもたちは、顎が小さくなる傾向があると言われています。顎が小さいと、永久歯が生えるための十分なスペースが確保できず、正しい位置ではなく内側や外側にずれて生えてきてしまうことがあります。特に下の前歯で起こりやすく、顎の発育と歯の大きさのアンバランスが主な要因のひとつです。

Point 03
生え変わりの時期・遺伝的な要因

歯の生え変わりは一般的に6歳前後から始まり、12〜13歳頃までかかります(個人差があります)。この時期に乳歯と永久歯が入れ替わるタイミングがずれると、二重歯列が起こりやすくなります。また、歯の大きさや顎の形は遺伝的な影響を受けることもあり、親御さんが同様の経験をしていたというケースもあります。

下の前歯でよく起こるのはなぜ?

下の前歯(下顎前歯)は、永久歯が舌側(口の内側)から生えてくる傾向があります。これは下顎の骨の構造上、永久歯の歯胚(歯のもとになる組織)が少し内側に位置していることが多いためです。上の前歯では唇側(外側)から押し上げるように生えてくることが多いため、乳歯がより押し出されやすい構造になっています。

硬いものを食べない食生活との関係

顎の発育には、よく噛む食生活が関係していると考えられています。柔らかいものばかり食べていると顎への刺激が少なくなり、顎の発達が十分でなくなる可能性があります。その結果、永久歯が収まるスペースが不足してしまうケースがあります。日常の食事でよく噛むことを意識することは、顎の健全な発育にとって大切なことのひとつです。

自然に治る?それとも受診が必要?対処法を詳しく解説

様子を見てよいケースと歯科受診が必要なケース

すべての二重歯列が歯科処置を必要とするわけではありません。ケースによって対応が変わります。それぞれの状況を整理してみましょう。

様子を見てよい場合

  • 乳歯がグラグラしている
  • 永久歯が出てきてから1〜2週間以内
  • お子さまが自分で舌で押して動かせる状態
  • 痛みや腫れがない

⚠ 早めに受診したい場合

  • 乳歯がまったくグラグラしない
  • 2週間以上経っても乳歯が抜けない
  • 永久歯が大きくずれた位置に生えている
  • 痛みや歯茎の腫れがある
  • お子さまが噛みにくそうにしている

歯科での主な対応:乳歯の抜歯

歯科を受診した場合、最も多い対応が残存している乳歯の抜歯です。乳歯を抜くことで永久歯が正しい位置に動くスペースが生まれ、自然と歯並びが整ってくることが期待できます(個人差があります)。

「歯を抜くのが怖い」というお子さまも多いですが、子どもの乳歯の根はすでに短くなっていることが多く、大人の歯を抜くよりもずっと処置が短時間で済む場合がほとんどです。たなべ歯科クリニックでは、お子さまが怖い思いをしないよう丁寧に声かけしながら診療を進めています。

歯並びが気になる場合:小児矯正という選択肢

乳歯を抜いても永久歯がうまく並ばない場合や、顎のスペースが足りないと判断される場合には、小児矯正を検討することがあります。たなべ歯科クリニックでは、インビザラインファーストという子ども向けのマウスピース型矯正装置にも対応しています。

インビザラインファーストは、透明なマウスピースを使う矯正方法で、取り外しができるため食事や歯みがきがしやすく、見た目も目立ちにくいのが特徴です。顎の成長段階にあるお子さまの時期に始めることで、永久歯が生え揃った後の本格矯正が軽減される可能性が期待できます(個人差があります)。矯正についてのご相談は、まず気軽にお声がけください。

⚠ 放置しすぎることのリスクについて

乳歯が残ったまま永久歯が長期間生え続けると、永久歯の位置がずれて固定されてしまったり、噛み合わせに影響が出たりする場合があります。また、歯が二重に重なった部分は歯ブラシが届きにくく、むし歯や歯周トラブルのリスクが高まることがあります。気になる場合は早めに歯科医師に相談されることをおすすめします。

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二重歯列を予防・改善するために家庭でできること

日常の歯みがきとお口チェックが大切

歯の生え変わりが始まる6歳前後から、保護者の方が定期的にお子さまのお口の中を観察してあげることがとても重要です。乳歯がグラグラしているか、永久歯が変な方向から生えていないかを確認しましょう。また、乳歯が抜けた後のお口の清潔を保つため、毎食後の歯みがきと仕上げみがきを習慣にしてください。

二重になっている部分は歯ブラシが当たりにくいため、汚れが溜まりやすくなります。タフトブラシ(ワンタフトブラシ)などの小さなブラシを活用すると、隅々まで磨きやすくなります。

よく噛む食習慣で顎の発育をサポート

日頃からよく噛む食事を心がけることは、顎の発育を促すうえで大切です。食べ物を小さく切りすぎず、適度な固さのある食材を取り入れることを意識してみてください。ひと口30回を目標に噛む習慣は、消化にもよく、歯や顎の発達にとっても良い影響が期待できます。

定期検診で専門家に見てもらう安心感

お子さまのお口の変化は、生え変わりのたびに大きく変わっていきます。3〜4か月に1回程度の定期検診を受けることで、歯並びや噛み合わせの変化を早期に発見し、適切なタイミングで対応できます。「何か問題があるとき”だけ”行く場所」ではなく、「定期的に歯の健康を確認しに行く場所」として歯科を活用していただけると理想的です。

愛媛県松山市南吉田町のたなべ歯科クリニックでは、子どもの定期健診に特化した「キッズクラブ」を設けており、楽しく歯の健康を守れる仕組みをご用意しています。

たなべ歯科クリニックが子どもの歯のお悩みに選ばれる理由

松山市南吉田町を中心に、赤ちゃんからシニアまで地域の患者さまに通い続けていただいているたなべ歯科クリニック。小児歯科・小児矯正にも力を入れており、お子さまが安心して通えるよう、さまざまな環境整備をしています。

  • 無料託児サービス(専任保育士常駐)|上のお子さまの診療中も、下のお子さまを専任保育士が無料でお預かりします
  • キッズクラブ|お子さまが楽しく定期健診に通えるよう、歯みがき指導や健康管理をサポートする会員制クラブです
  • 女性医師在籍|「女性の先生が良い」というご要望にも対応。お子さまが話しやすい環境を整えています
  • 24時間WEB予約・完全予約制|待ち時間が少なく、忙しい子育て世代でもスキマ時間に予約できます
  • 駐車場20台完備・バリアフリー対応|ベビーカーや小さなお子さま連れでも安心してご来院いただけます

⚕ 院長 田邉康宏より

「お子さまの歯が二重に生えてきた」というご相談は、診察室でよくお聞きします。はじめて見たときはびっくりされる保護者の方がほとんどですが、適切なタイミングで対応すれば、多くのケースできれいな歯並びを目指すことができます。私のモットーは「よく診て、よく聴いて、よく説明(はな)す」。治療方針はお子さまや保護者の方と一緒に決めていきますので、こちらから押しつけることは一切しません。どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。国立徳島大学歯学部を卒業後、大阪での勤務を経て1998年に故郷の松山市でこのクリニックを開院し、地域の皆さまのお口の健康を守ることを使命に日々診療しています。

よくあるご質問:子供の歯が二重に生えてきたときのQ&A

Q. 乳歯がグラグラしているので、自分で引っ張って抜いてもいいですか?
A. ある程度グラグラしている場合は、お子さま本人がぐっと引っ張って抜けることもあります。しかし、まだ根が残っている状態で無理に引っ張ると、歯茎を傷つけたり、根の一部が残ってしまったりする場合があります。「なかなか抜けないな」と感じたら、歯科医師に診てもらうのがおすすめです。たなべ歯科クリニックでは、お子さまが怖くないよう丁寧にご説明しながら処置します。
Q. 乳歯を抜いたら、永久歯は自然とまっすぐ生えてきますか?
A. 多くの場合、乳歯を抜いてスペースが確保されると、永久歯が少しずつ正しい位置に移動していくことが期待できます(個人差があります)。ただし、顎のスペースが全体的に不足している場合や、もともとの歯並びの傾向によっては、矯正治療が必要になるケースもあります。抜歯後の経過を定期的に確認しながら、必要に応じて対応を検討します。
Q. 小児矯正はいつから始めるのが良いですか?
A. 小児矯正の開始時期は、お口の状態や生え変わりの進み具合によって異なります(個人差があります)。一般的には乳歯と永久歯が混在する「混合歯列期」(6〜12歳ごろ)が、顎の成長を利用しやすい時期と言われています。たなべ歯科クリニックでは、インビザラインファーストによる小児矯正にも対応しています。「まだ早いかな?」と迷っている段階でも、ぜひ一度ご相談ください。お子さまの状態をしっかり確認したうえで、適切な時期や方法をご説明します。

この記事のまとめ

  • ✅ 子供の歯が二重に生えてくる原因は「乳歯の根が溶けない」「顎のスペース不足」などが主なもの
  • ✅ 乳歯がグラグラしていれば1〜2週間様子見、動かない・2週間以上たっても変化なければ歯科を受診
  • ✅ 歯科では乳歯の抜歯や小児矯正(インビザラインファースト)などで対応できます
  • ✅ 二重になった部分はむし歯になりやすいため、丁寧な歯みがきと早めの受診が大切
  • ✅ 松山市南吉田町のたなべ歯科クリニックは無料託児・キッズクラブ・24時間WEB予約対応で子育て世代も安心
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愛媛県松山市南吉田町のたなべ歯科クリニックでは、「よく診て、よく聴いて、よく説明(はな)す」をモットーに、お子さまと保護者の方に寄り添った診療をしています。無料託児サービス・キッズクラブなど子育て世代にうれしいサポートも充実。24時間いつでもWEB予約が可能です。

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※本記事の内容はお口の状態によって個人差があります。診断・治療方針については必ず歯科医師にご相談ください。