子供がくちゃくちゃ食べる原因とは?歯科医が解説する改善のポイント

「食事のたびに口をくちゃくちゃさせているけど、どうして直らないの?」「何度注意してもやめてくれない…」そんな悩みを抱えている保護者の方は、とても多くいらっしゃいます。

実は、子供がくちゃくちゃ食べる原因の多くは、しつけや習慣の問題だけではなく、口呼吸・歯並び・口腔機能の発達に関係していることがあります。まずは原因を正しく知ることが、改善への第一歩です。

  • ✅ 子供がくちゃくちゃ食べる主な原因がわかる
  • ✅ 口呼吸・歯並び・口腔機能との関係がわかる
  • ✅ 家庭でできる改善のポイントと歯科での相談タイミングがわかる

「くちゃくちゃ食べ」は子育て中によくある悩みです

食事中に口を開けたまま咀嚼する「くちゃくちゃ食べ」。音が気になるだけでなく、「マナーが悪いと思われないか」「成長に何か問題があるのでは」と、保護者の方が不安になるケースは非常に多いです。

しかし、何度注意しても子供自身はなかなか直せないことがほとんどです。それもそのはず、くちゃくちゃ食べには意識だけでは変えにくい身体的な原因が関わっていることが多いからです。「しつけの問題」と決めつけてしまうと、本当の原因を見逃してしまうことにつながります。

「もしかしてうちの子だけ?」と思っている方もご安心ください。このお悩みは、愛媛県松山市南吉田町のたなべ歯科クリニックにも、子育て世代の保護者の方からよく寄せられるご相談のひとつです。

くちゃくちゃ食べを「しつけだけの問題」と思っていませんか?

「食事中に口を閉じなさい」と繰り返し注意しても改善しない場合、お子さんの意欲や理解の問題ではなく、口を閉じた状態では食べにくい身体的な理由がある可能性があります。たとえば鼻が詰まっていて口でしか呼吸できない状態だと、口を閉じながら食べることはとても難しくなります。

よくある誤解として「くちゃくちゃ食べはその子の性格や食べ方の癖だから、大きくなれば自然に直る」というものがあります。しかし、口腔機能や口呼吸の問題が背景にある場合は、放置することで歯並びや口腔の発達に影響が出る可能性もあるため、早めに原因を確認することが大切です。

何歳頃から気にすべき?

離乳食が終わり、家族と同じ食事を食べるようになる2〜3歳頃から、咀嚼の様子は少しずつチェックしてみましょう。幼稚園・保育園の年齢(3〜6歳)は口腔機能が発達する大切な時期です。この時期に適切なサポートをすることで、口の機能がより健全に育つことが期待できます(個人差があります)。

小学生以降になってもくちゃくちゃ食べが続いている場合も、手遅れということはありません。どの年齢でも、まずは原因を把握することが大切です。

子供がくちゃくちゃ食べる主な原因を歯科的に解説

くちゃくちゃ食べの原因はひとつではありません。お子さん一人ひとりの状況によって異なりますが、歯科的な観点から見ると、いくつかの代表的な原因が考えられます。それぞれのポイントを確認してみましょう。

Point 01
口呼吸が習慣になっている

本来、人は鼻で呼吸するのが自然な状態です。しかし、アレルギー性鼻炎や慢性的な鼻詰まり、または口呼吸の癖がついてしまっているお子さんは、常に口が少し開いた状態になっています。食事中も口を閉じることが難しいため、くちゃくちゃと音が出やすくなります。口呼吸は咀嚼音の問題だけでなく、口腔内の乾燥やむし歯リスクの上昇にも関係するといわれています。

Point 02
歯並び・噛み合わせの問題

出っ歯(上顎前突)・受け口(下顎前突)・開咬(前歯が噛み合わない状態)などの歯並びや噛み合わせの問題があると、口をしっかり閉じた状態で食べ物を噛むことが難しくなります。特に開咬の場合は前歯が合わないため、食べ物を奥歯で噛む際に口が開きやすく、くちゃくちゃとした咀嚼音につながりやすいです。歯並びは見た目の問題だけでなく、食べ方・飲み込み方にも大きく影響しています。

Point 03
口腔機能の発達が未熟な場合

口の周りの筋肉(口輪筋)や舌の動きが十分に発達していないと、食べ物を口の中でうまくコントロールできず、口唇を閉じたまま咀嚼する力が弱くなります。これは「口腔機能発達不全症」と呼ばれる状態に関連することがあります。幼い頃から柔らかい食べ物ばかり食べていたり、指しゃぶりや舌を前に出す癖(舌突出癖)が続いていたりすると、口腔機能の発達に影響することがあります。

そのほかに考えられる要因

上記以外にも、以下のような要因がくちゃくちゃ食べに関わることがあります。

  • 扁桃腺・アデノイドの肥大:喉の奥の扁桃腺やアデノイドが大きいと、鼻呼吸がしにくくなり、口呼吸につながります。
  • 舌の動きのクセ(舌突出癖):飲み込む際や話すときに舌が前歯の間に出るクセがあると、歯並びや咀嚼に影響します。
  • 食べ物の大きさや硬さが合っていない:年齢に合っていない食事形態(大きすぎ・硬すぎ・柔らかすぎ)も咀嚼の発達に影響することがあります。

家庭でできる改善のポイント

おままごとで遊ぶ子供と見守る保育士

鼻呼吸を意識した環境づくり

お子さんが常に口を開けて呼吸しているようであれば、まずは鼻呼吸の意識づけから始めましょう。食事の前に鼻をかむ習慣をつける、鼻が詰まりやすい場合は耳鼻科に相談するなども有効です。口呼吸は習慣化しやすいため、日頃から「鼻で呼吸する」ことを穏やかに声かけしてみてください。

また、食事中のテレビ・スマートフォンの使用は、食事への集中が下がり口が開いたままになりやすいため、できるだけ避けることをおすすめします。

噛む力を育てる食事の工夫

口腔機能の発達を促すためには、適度な硬さのある食べ物をよく噛んで食べる習慣が大切です。ごぼう・れんこん・ひじき・スルメなど、意識的に噛む回数が増えるような食材を日常の食事に取り入れてみましょう。

「ひと口30回噛む」などのルールを楽しく実践することも、咀嚼習慣を育てるきっかけになります(個人差があります)。無理のない範囲で、食事を楽しみながら取り組んでみてください。

口の周りの筋肉を鍛えるトレーニング

口輪筋(くちびるの周りの筋肉)を鍛えることで、口を閉じる力がつき、くちゃくちゃ食べの改善が期待できます(個人差があります)。

家庭でできるトレーニング例

  • あいうえお体操(口を大きく動かす)
  • 風船をふくらます遊び
  • ストローを口でつまむ練習
  • ボタンプル(ボタンを唇で挟むトレーニング)

注意したいポイント

  • 無理強いはお子さんのやる気を下げる
  • 食事中の注意のしすぎはストレスになることも
  • 効果には個人差があります
  • 原因が歯並び・口呼吸の場合は歯科での相談も検討を

⚠ ご注意ください

家庭でのトレーニングはあくまでも補助的なものです。口呼吸・歯並び・噛み合わせに関わる問題が原因の場合、歯科での専門的なチェックが必要です。「家でやっても改善しない」と感じたら、お早めに歯科医院へご相談ください。

歯科への相談が必要なサインとは?

こんな様子が見られたら歯科へ

家庭でのケアを続けても改善が見られない場合や、以下のような様子が気になる場合は、歯科医師への相談を検討してみてください。

  • 常に口が開いており、意識しても閉じにくそうにしている
  • 前歯が噛み合っていない、または出っ歯・受け口が気になる
  • 食べ物をうまく噛めずに丸飲みしていることが多い
  • よだれが多い、または口元が乾燥しやすい
  • 食事に時間がかかる、または偏食が強い
  • いびきをかく、口を開けて寝ていることが多い

これらはいずれも、口腔機能や歯並びに関係している可能性があるサインです。「様子を見ていたらそのうち直るかな」と思っていると、成長とともに問題が複雑になることもあります。気になったタイミングで一度ご相談いただくことをおすすめします。

歯科では何を見てもらえるの?

歯科では、お子さんの歯並び・噛み合わせの状態、口腔機能(唇の力・舌の動き・飲み込み方)などを確認します。口呼吸が疑われる場合は、耳鼻科との連携を提案することもあります。

小児矯正(インビザラインファーストなど)が必要かどうか、また口腔機能トレーニング(MFT:筋機能療法)が有効かどうかについても、歯科医師が状態を確認したうえでご説明します。治療が必要かどうかのご判断は、保護者の方と一緒に丁寧にお話し合いしながら決めていくので、ご安心ください。

たなべ歯科クリニックの小児歯科へのこだわり

愛媛県松山市南吉田町にあるたなべ歯科クリニックでは、赤ちゃんからシニアの方まで、地域の皆さまのお口の健康を長くサポートしてきました。特に子育て世代・ファミリー層の患者さまに安心してご来院いただけるよう、さまざまな環境を整えています。

  • 無料託児サービス(専任保育士常駐):お子さんを預けながら安心して診療を受けていただけます。下のお子さんがいる保護者の方にも好評です。
  • キッズクラブ:定期検診や歯磨き指導を通じて、お子さんの歯の健康を継続的にサポートする仕組みです。歯科を「楽しい場所」と感じてもらえるよう工夫しています。
  • 女性医師在籍・半個室診療室:女性の患者さまやお子さまも安心してご相談いただける環境です。プライバシーに配慮した半個室での診療を行っています。
  • 24時間WEB予約・完全予約制:忙しい子育て中でも、お好きな時間に予約が可能です。待ち時間の短縮にも取り組んでいます。
  • 駐車場20台完備・バリアフリー対応:お子さん連れでも、ベビーカーや車椅子でも安心してご来院いただけます。松山市南吉田町エリアからのアクセスにも便利です。
⚕ 院長 田邉康宏より

「くちゃくちゃ食べ」のご相談は、保護者の方からよくいただきます。怒ったり何度も注意したりしても直らなくて、悩んでいる親御さんのお気持ちはよくわかります。でも、多くの場合、お子さん本人は悪くありません。口呼吸や歯並び、口の筋肉の使い方など、身体的な理由が関わっていることが多いからです。

私のモットーは「よく診て、よく聴いて、よく説明(はな)す」こと。治療方針はお子さんやご家族と一緒に決めていきたいと考えています。「うちの子、大丈夫かな?」と思ったら、どうぞお気軽にご相談ください。些細な疑問でも、何度でも丁寧にお答えします。

よくあるご質問(FAQ)

Q. 子供のくちゃくちゃ食べ、何歳頃から歯科に相談すればいいですか?
A. 年齢に制限はありませんが、口腔機能が発達する3〜6歳頃は特に大切な時期です。「気になるな」と感じた時点でご相談いただければ、現状の確認と適切なアドバイスをお伝えします。小学生以降でも遅くはありませんので、まずはお気軽にご来院ください。
Q. くちゃくちゃ食べは小児矯正で改善できますか?
A. 歯並びや噛み合わせの問題(開咬・出っ歯など)が原因の場合、小児矯正によって改善が期待できることがあります(個人差があります)。当院ではインビザラインファーストによる小児矯正にも対応しています。まず原因を確認したうえで、必要かどうかをご家族と一緒に検討します。
Q. 子供が歯科を怖がっています。くちゃくちゃ食べの相談だけでも診てもらえますか?
A. もちろんです。「治療するかどうか」は後からゆっくり決めればよいので、まずはお話だけでもお越しください。当院はキッズクラブや無料託児サービスも充実しており、子供が歯科を「楽しい場所」と感じてもらえるよう工夫しています。初診時は丁寧なカウンセリングを行い、無理に治療を進めることはありません。

この記事のまとめ

  • ✅ 子供がくちゃくちゃ食べる原因は、口呼吸・歯並び・口腔機能の発達不足など身体的な要因が関わっていることが多い
  • ✅ 「しつけの問題」だけと決めつけず、原因を正しく把握することが改善への第一歩
  • ✅ 家庭では鼻呼吸の意識づけ・よく噛む食事・口の筋肉トレーニングが参考になる
  • ✅ 口が常に開いている・歯並びが気になる・食べ方の問題が続く場合は歯科への相談がおすすめ
  • ✅ 松山市のたなべ歯科クリニックは無料託児・キッズクラブ・24時間WEB予約など子育て世代に安心の環境を整えています

お子さんの食べ方が気になったら、まずはご相談を

「くちゃくちゃ食べが気になるけど、どこに相談すれば…」そんなときは、愛媛県松山市南吉田町のたなべ歯科クリニックへお気軽にどうぞ。無料託児サービスもありますので、小さなお子さんがいる保護者の方も安心してご来院いただけます。

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